商品券発行や干ばつ被害支援など補正予算案

9月6日、渡辺市長による定例記者会見が開かれ、9月議会で上程される令和5年度佐渡市一般会計補正予算案やその事業概要などが発表されました。

9月8日から始まる佐渡市議会9月定例会では、既定の予算額に7億2千万円余りを加えた総額およそ535億9千万円となる令和5年佐渡市一般会計補正予算案が上程されます。
主な補正内容は、燃料高騰などで負担が増した家計の軽減を図るプレミアどこでも商品券発行事業に2億円余りを計上。

また、7月下旬からの干ばつに伴い、ひび割れ等の被害を受けた農地などの復旧費を支援する事業に2,000万円をつけました。
猛暑による農業関連被害を巡って市長は、今後刈り取りが進む米の品質を注意深く見ていくとともに、販売単価に影響を与えそうな色の日焼けや生育不足などの状況が見られる果物栽培についても、今後、被害度合を測りながら対応を検討していくとしています。
会見では、今年6月に連携協定を結んだウエルシア薬局による移動販売車の運行が10月20日に始まることも発表されました。
集落センターや茶の間・サロンなど、人が集まるところでの移動販売を通じた地域のコミュニティづくりを支援します。
先月実施されたイコモスによる現地調査についても、記者から質問が相次ぎました。
日程などを、一切知らさず行われたことに対し、市民への周知は必要だったのではといった指摘や、秘密裏に行われたことで登録に反発している国がより不満を募らせるのではないかといった懸念を示す記者もいました。
市長は、基本的に国や県の指示に従ったとした上で、文化遺産としての価値がきちんと説明できたとする今回の現地調査に対し、一定の目標に達したのではと感想を述べています。

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