行谷小でアクティブレンジャー招きトキ学習

日本一トキに詳しい小学校として、トキ学習に力を入れる行谷小学校で、環境省の職員を招いた学習会が開かれました。

7月6日のトキ学習には、行谷小学校の3、4年生20人が参加しました。
講師として招かれたのは、環境省佐渡自然保護官事務所で、自然保護官の補佐をするアクティブレンジャーとして日々トキのモニタリングなどを行う右田京子さんと菅野萌さんです。

行谷小学校では、毎年トキに関する学習に取り組んでいて、3年生以上は学習を踏まえトキの森公園で解説員として観光客向けにガイドを実施しています。今回の学習会も、7月の観光シーズンに実施するトキ解説員に向けた学習の一環です。
授業ではまず、アクティブレンジャーの仕事について話があり、トキをどのように観察するのかや、トキは足輪の色やナンバーで見分けられるようになっていることなど、普段の業務の様子が詳しく説明されました。
また、実際にトキの足輪や卵に触って体感する時間も設けられました。
そして、トキに関するクイズも出題。日本一のトキの学校とあり、児童は基本的な問題には堂々と答え、新しい知識に触れると興味津々の様子でした。
そして、後半には、トキを育むための佐渡の人々の取り組みについて話がありました。
佐渡では、トキの餌場を作るため、冬の田んぼに水を張ったり除草剤を使わず草を刈ったりと、様々な人の努力により、トキの住みやすい環境が維持されていると説明されました。
最後に菅野さんから、「多くの人にトキのことを知ってもらうことも、トキを守ることにつながる」と話があると、児童たちは、この日の学びをトキ解説員の活動に生かそうと真剣に聞き、原稿用紙いっぱいにメモをとっていました。
アクティブレンジャー菅野萌さん「実際にトキの授業とかを聞くだけでなく、自分から発信するというのは、学習の面においても、すごく大事なことだと思いますので、是非理解を深めて観光客の皆さんに佐渡やトキの魅力を発信しててもらえたらなと思います。」
行谷小学校では、今回の学習を生かしながら、7月27日、28日、31日にトキの森公園でトキ解説員の活動を行う予定です。

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