片野尾で環境保全などを学ぶ体験ツアー

両津地区片野尾の棚田で環境保全などについて理解を深める体験ツアーが開催されました。

この取り組みは、第四北越銀行の役職員や家族による自主参加組織、「第四北越まごころの会」によるものです。
この日は、園児から大人まで23人が環境保全について学び体験する目的で、両津地区片野尾の棚田を訪れ、地元農家からトキの保護の歴史や現在の保全活動、トキと共生する農業について話を聞き地域を巡りました。
また、ツアーでは、グループに分かれ棚田でトキの餌場となる田んぼの江を掃除する作業や、いきもの調査も体験しました。

今回参加した第四北越まごころの会は、1993年に地域貢献活動の一環として設立された組織で、県内で自然保護ボランティア活動に参加したり、社会福祉や環境保護に寄付活動を行っていて、2021年には佐渡トキ保護センターに公用車を寄贈しています。
いきもの調査では、コオロギやイナゴ、ゲンゴロウなど20種類ほどの生きものが見つかりました。参加者は、片野尾の豊かな自然に感動し体験活動を楽しんでいました。
また、この日は、棚田でできた米を籾殻などを燃料としたぬか釜を使って炊いたり、地域の人に教わりながら、地元で取れたサザエの殻むきも体験し昼食には、片野尾の食材をふんだんに使ったメニューを満喫していました。
参加者「自然豊かな中で体を動かしたり、生き物と触れ合ったりすることでやっぱり佐渡の自然の豊かさを感じましたし、楽しい時間でした。」
ツアーの講師を務めた三国さんは、地域の人との交流を通し、生き物の大切さや安心・安全な食について知ってもらえるいい機会になった。今後もこのような活動を続けたいと話していました。

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