旧川茂小学校で住民が手作り文化祭

赤泊地区川茂で閉校後の小学校を利用し、地域の人による手作り文化祭が開催されました。

会場になったのは、赤泊地区の旧川茂小学校です。
この日、体育館には地域の人が持ち寄った農産物や手作り品、バザー品などがずらりと並び、多くの住民で賑わっていました。
川茂小学校は平成25年に閉校しましたが、それまでは毎年地域と一緒に運動会や文化祭を開催してきました。

小学校の閉校のためなくなったこのような行事を、地域住民の交流の場として復活させたいと住民が立ち上がり、手作り文化祭は9年前に始まり、コロナ禍で規模を縮小しながらも毎年続いています。
会場では、地域の人と交流しながら、買い物を楽しんだりお茶を飲みながら、会話に花を咲かせる来場者の姿がありました。
また、会場には、地域の出身者や住民が持ち寄った力作や、地域の子供たちの作品を展示したブースのほか、ニュースポーツが体験できるコーナーもあり、世代関係なく体を動かして楽しんでいました。

また、子どもたちも楽しめるようにとクリスマスの飾りつけや風船プール、ミニ四駆サーキットなど様々な催しも企画され、文化祭を盛り上げました。
毎年小学校を懐かしみながら、楽しみに足を運ぶ住民たち。佐渡市では、学校施設を市民に活用してもらおうと安価で借りられる学校施設開放事業を行っていて、閉校後も一定期間は経過措置として同様に施設を使用することができます。
しかし、経過措置が終了すると、光熱費や維持費などの実費負担が発生し、規模の大きな川茂小学校はその負担も大きくなるため、校舎を使って行う文化祭は経過措置が終了する今年が最後になるとします。

風間清一郎 実行委員長「学校がなくなって、地域とのつながりが少なくなるということで、何かやりたいなということで今まで続けてきています。何らかの形で、少しでもいいから続けていきたいという気持ちを個人的には思ってるんですけど、このあと仲間とともに少し検討していきたいと思っています。」
地域住民の大切な交流の場として親しまれている行事。来年度以降は、集落の別の施設を活用するなどして、開催方法を模索していきたいとしています。
最新情報をチェックしよう!