持続可能な地域づくりに新たな視点

「持続可能な地域づくりを考える新たな視点」と題した地域振興セミナーが、2月5日市役所本庁で開催されました。

講師には、佐渡市総合戦略アドバイザーである三井住友信託銀行フェロー役員の金井司さんが招かれ、島内事業者や金融関係者などおよそ60人が参加しました。
セミナーでは、SDGs未来都市にも選定されている佐渡市が取り組む、自治体SDGsモデル事業について、取り組みの実現のための新たな視点というテーマで公演が行われました。
金井さんは、まずSDGsの達成を目指す企業と金融機関との連携について解説。環境問題や労働条件など、社会的な課題解決に取り組む企業を金融機関の判断基準で評価し、積極的に融資を行うことで連携して持続可能な社会の実現を目指す❝ESG金融❞と呼ばれる手法について説明しました。

その上でESG金融は、自治体と民間事業者が連携して取り組む持続可能な地域づくりにも応用可能だとしながらも、金融機関ごとに融資の評価基準が異なっていて、事業者が何から取り組めば良いかわからないなどの課題もあるとしました。
そこで、金融機関が融資する際の判断基準を三者が連携して策定することで、取り組むべき課題を共有することなどが重要だと話しました。
このようにして自治体と金融機関、SDGsに関する取り組みを行う民間事業者が三位一体となって地域課題の解決と経済の活性化を図る好循環を生み出すことが望ましいとしました。
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