待望の寒ブリに市場活気づく

佐渡の冬の味覚を代表する寒ブリの不漁が続いていましたが、12月9日 今シーズン初めてまとまった水揚げがあり市場は活気づきました。

12月8、鷲崎漁港で開催された第26回佐渡海府寒ぶり大漁祭り。
佐渡産寒ブリがお得に購入できると人気の祭りですが、主役の佐渡産寒ブリの姿はなく、販売されていたのは福井県から仕入れたブリでした。
佐渡では11月下旬から旬を迎える寒ブリですが、今シーズンは佐渡沖の海水温が下がらず、祭り当日までまとまった量の水揚げはありませんでした。
しかしながら祭り翌日の12月9日朝、関係者の願いが届いたのか魚市場では待望の寒ブリがまとまって水揚げされました。
まとまった量が水揚げされたのは今シーズン初めてで、両津湾の2つの定置網から10kgを中心に56本の寒ブリが水揚げされ市場は活気づきました。
魚市場によると、この日水揚げされた寒ブリは1kgあたり2,000円前後で取引され、最も高いものは2,800円と全体的に高値での取引となったということです。
まとまったとは言えまだまだ少ない佐渡の寒ブリ。年末年始に向け需要が高まり、高値も期待できることから関係者は今後の豊漁に期待を寄せていました。

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