佐渡人形芝居上演会 人形座一堂に会す

佐渡の人形座が一堂に会した講演会が11月19日、アミューズメント佐渡で開催され、訪れた人たちが1日を通して貴重な人形芝居を楽しみました。

佐渡人形芝居保存会定期公演は、島内の人形座が日頃の稽古の成果を披露し合い、さらに研鑽を積むことを目的に開かれています。
この日は、佐渡人形芝居保存会に加盟している8つの座のうち、文弥人形やのろま人形などの7つの座が出演したほか、佐渡文化財団が主催する親子人形芝居で学んだ子どもたちや、授業の中で文弥人形に取り組む高千中学校の生徒たち、また、今年発足したのろま人形を楽しく継承する会も参加しました。
昭和52年に国の重要無形文化財に指定された佐渡の人形芝居は、明治時代には島内の50の座が活動していましたが、現在は9つの座で継承されています。

出演団体は、日頃の稽古の成果を存分に発揮し、観客は貴重な人形芝居を一度に見られる機会を楽しんでいました。
佐渡文化財団では、今後も貴重な人形芝居の継承に向けた取り組みを行いたいとしています。
佐渡人形芝居保存会は、一般財団法人森光子芸能文化振興財団が芸能文化スポーツなど様々な分野で自ら道を開き、その道を追求している人たちを表彰する森光子の奨励賞を受賞しました。その授賞式が11月7日木曜日に両津地区公民館で行われます。
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