佐渡ジオパーク条件付き再認定

12月14日、第50回日本ジオパーク委員会が開催され、佐渡ジオパークは条件付きの再認定となりました。

日本ジオパークの再認定審査は4年ごとに行われますが、佐渡ジオパークは2017年の1回目の再認定審査で条件付き再認定となり、2019年に指摘事項が改善されたとして再認定を受けました。
しかし、7つの指摘が上がっていて、内容は「ジオパークの見所ジオサイトを設定しきれていないことから、再設定の必要性があること」「専門的すぎる冊子の一新」「ツーリズムの充実や情報発信の強化」などです。
先月には2人の調査員が来島して、再認定審査に関わる現地調査が3日間にわたって行われ、各ジオサイトを巡ったほか、市民ガイドや行政の職員、観光施設の社員に対するヒアリングなども行われました。

そして12月14日の夕方、再認定審査結果の一報が届きました。
結果は、条件付きの再認定となりました。教育面などを改善してきたこれまでの取り組みが認められた一方で、自然や文化の遺産の多くが未だにジオパークの構成要素として十分に価値付けられていないとの評価を受けました。
ガイド「非常にショックです。4年間一生懸命やってきたと思うんですけど、また一からです。」

渡辺竜五会長「本当に頑張っていただいて、前回の課題も含めて全部できていますので、正直びっくりしました。今回は、絶対に大丈夫だと思ってました。関係者が一生懸命この課題解決に向けて取り組んできましたが、課題が動いた感じがします。今後は、審査にこだわった仕事じゃなくて、島民や観光のお客様に知ってもらい、楽しんでもらうジオパークを作っていく仕事を一緒にしていこうということで、職員含めガイドの皆さんには話をしていきたいと思います。」
なお、評価をされた点や課題の詳細については、1月中旬に明らかにされる予定で、佐渡市ジオパーク推進室は、2年後の再認定に向けてまた協議をしていくということです。
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