「朱鷺いろの杜梅津」安全を祈願し上棟式

今年9月に開所予定で、現在建設中の特別養護老人ホーム「朱鷺いろの杜梅津」で上棟式が行われ、関係者らが工事完了までの安全を祈願しました。

旧両津文化会館駐車場の跡地に建設中の特別養護老人ホーム「朱鷺いろの杜梅津」で執り行われた上棟式には、施設を運営する社会福祉法人勇樹会の中野勇理事長をはじめ、法人の関係者や渡辺竜五市長、そのほか工事関係者らが参列しました。
式では宮司による祝詞奏上の後、参列者が玉串を捧げ工事終了までの安全を祈願しました。
「朱鷺いろの杜梅津」は、特別養護老人ホーム「歌代の里」の老朽化や両津病院の移転に伴い、両津文化会館駐車場跡に民間による新たな介護福祉施設として建設が決まり、佐渡市が事業所を公募した結果、社会福祉法人勇樹会が選定されました。

施設の規模は歌代の里とほぼ同じですが、利用者の能力に応じて自立した生活ができるよう、支援・介護する支援介護に特化した施設となります。
また、施設で利用するお湯の全てを木質ペレットボイラーにより賄うほか、20kWの太陽光パネルを設置。将来的には日中使用する電力の全てを発電できる規模にまで増設するなど、バイオマスエネルギーの導入にも積極的です。
上棟式終了後には「餅まき」が行われ、子どもたちをはじめ、多くの地域住民が集まりました。関係者により餅やおかしがまかれると、集まった人たちは次々と拾い集め、用意したカバンをお菓子で満たすと満足そうな表情を浮かべていました。

中野 勇理事長「この地域において、必要になるべくいいものを造りたいとなお感じました。やはり利用している方々が元気にいられるようにしていきたいと思っています。あとは、職員が1つになって、この施設に来てよかったと思えるような結果も出せる介護をしていきたいと話をしております。」
渡辺竜五市長「福祉施設は公が建てると補助金がほぼ出ない仕組みです。民間が建てないと国からの支援が来ませんので、公募という形を取らせていただいて、歌代の里の代わりに新しい民間の特養ということで進めさせていただきました。しっかりと公募の中で勇樹会さんがこのような形でできてきて、その後に津病院が開院するということで、医療・福祉連携の拠点にもなると思いとても期待しております。」
「朱鷺いろの杜梅津」は9月開所予定で、開所後は順次「歌代の里」の利用者の移動を進めていくとしています。

なお、現在向かい側で工事が行われている両津病院は、来年の5月に開院予定です。
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