子牛などのセリ市 前回同様の安値に

7月2日、相川地区北川内の高千家畜市場で牛市が開催され、1キロあたりの平均単価は安値となった前回同様の結果となりました。

高千家畜市場での牛市は、年に3回開催されています。
今回は、島内30軒の生産者から子牛101頭と成牛7頭の合わせて108頭がセリにかけられました。
山形、岐阜、福島など県内外の21の購買者は、子牛の体格や血統を見ながら、次々とセリ落としていきました。
セリの結果、子牛全体の1頭あたりの平均価格は、前回よりも15,708円安い530,827円。また、1キロあたりの平均単価は、価格が下落した前回の市と同じ2,072円となりました。
今回、価格が前回から大きく変動しなかったことについてJA佐渡の担当者は、新型コロナが5類扱いになり、外国からの観光客が増えたことで外食産業での需要が高まると予想される一方で、国内での物価高騰により、国民が購入を控えるような現状にあることが影響しているのではないかとしました。
全国的にも、子牛の価格は安値傾向で、物価高なども相まって前回よりもさらに安値になることが不安視されていましたが、前回から価格が大きく変動しなかったことに市場関係者は安心した様子でした。
今回の最高落札価格は、去勢の子牛で829,400円となりました。
物価高などが続き先行きは不透明ですが、JA佐渡の担当者は今後も購買者が佐渡に来てくれるように努力していきたいとしています。
次回の牛市は、11月2日に開かれる予定です。

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