東光寺で禅達祭り 商売繁盛など願う

佐渡のムジナの四天王である「禅達」を祀る赤泊地区の東光寺で「禅達祭り」が開催され、地域の人が商売繁盛などを願いました。

禅達祭りは、東光寺に祀られているムジナの禅達を供養するとともに地域の行事としておよそ100年前から9月5日に開催されています。
コロナ禍で4年ぶりの開催となった今回は、檀家などおよそ30人が集まりました。

ムジナの「禅達」は島内で唯一禅問答ができるムジナとして厚い信仰があり、勤勉であることや人間にお金を貸していたという伝説から、訪れた人たちは学業成就や商売繁盛などをそれぞれ祈願していました。
読経の後には、常盤座により文弥人形「国性爺合戦 紅流しの段」も披露され、訪れた人は、佐渡の文化を楽しんでいました。
参加者「4年ぶりなんで、なんとかやれてよかったなと思っています。こういう行事をすることで地域のいいことがあるかなと思っております。」
佐々木伸彦会長「長いこと続けてやっとったんですけども、どうしてもコロナが心配で、いつもだとこの後にお酒やビール出してお祝いするんですけど、それなしで今日は弁当だけ配って終わりにします。禅達さんのご利益で雨が降ってくれればいいんだけども、信心が足りないのかも知らんけど暑さがすごいですね。」
地域を活性化させたいという思いから、コロナ禍を乗り越え戻ってきた季節の行事に地域の人は笑顔を見せていました。

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