4年ぶりに活気に満ちる新町まつり

10月16日に真野新町まつりが4年ぶりに通常開催され、迫力ある勇ましい大獅子が町を練り歩きました。

晴天の中、4年ぶりの通常開催となった新町まつりには、真野新町まつりたかみ獅子若衆連の役員をはじめ、他地域からおよそ70人が集まりました。
午前8時前には、新町大神宮を出発。2体の大獅子が最初の地点に到着し、門付けが始まります。
祭りの主役である大獅子は、新町大神宮に400年前から伝わるもので、たかみ獅子と言い、その昔、獅子の頭を作るお金が無く、「藤箕(とうみ)」や「たかみ」と呼ばれる農具を利用して作ったことから始まった全国でも珍しい神事です。

たかみ獅子は、オスの黒獅子が主に山側を、メスの赤獅子が海側の家々をそれぞれ担当し、1日で400軒ほどの家々を門付けして回りました。
また、たかみ獅子は、一度途切れたものを昭和57年に地元の有志が復活させました。そして、コロナ禍で4年ぶりの通常開催となった今年は、三期目と位置づけ若衆らも気合が入ります。一体につきおよそ20人の若衆らは、8mにもなる大獅子を豪快に操っていました。
住民「活気があっていいですね。活性化になるんじゃないですかね。」

住民「若い人が大勢集まって、すごい素晴らしいと思います。皆さん元気でやって、良い1年になればいいかと思います。」
島田了さん「ここまで人が集まってくれるとも思ってなかったですし、本当に開催できて嬉しいと思います。普段お会いできない方にもこの祭りで顔を合わせて、元気でいてくれるっていう確認もできますし、この祭りを通じて地域のお付き合いができるかなと思って、ありがたいと思ってます。」
また、今年は初めて地元の小中学校に2体の獅子がそろい、子どもたちの健康祈願、学業成就も願っていました。

さらに地元の祭りを経験させたいと初めて地元の中学生も4人参加し、生徒たちは意気揚々と自らが通う学校へ。
参加した中学生「小学校からずっとやりたいなと思って思って見てきたんで、今やれて1つ願いが叶った感じで楽しいです。」
計良祐貴さん「中学生のフレッシュなエネルギーというものを私たちも大変感じておりまして、年配者も、もうちょっと頑張らなきゃいけないなという気持ちになっております。」
その後も大獅子は勢いよく頭を打ち鳴らしながら、無病息災や家内安全を祈願し、軒先で待つ人々の頭を噛むなど、真野新町の町中は4年ぶりに活気に満ちた声などが響き渡っていました。
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