西三川の重要文化的景観に追加選定

7月21日、国の文化審議会が開かれ、重要文化的景観佐渡西三川の砂金山由来の農山村景観に静平など新たな地域の追加選定が答申されました。

平成23年に国の重要文化的景観に選定された佐渡西三川の砂金山由来の農山村景観は、古代から近代まで行われた砂金採掘によって形成された独特の地形・技術を閉山後も巧みに土地利用に活かし、農山村へと産業構造の転換を成功させた地域の、歴史的変遷を示す価値の高い文化的景観とされています。
今回追加となるのは導水路跡とその周辺からなる上流域の一体で、静平、下黒山、豊田、西三川、下川茂などが含まれます。

これにより選定面積は、519.3haから951.8haになりました。
追加選定は、官報告示を持って正式決定します。
今回の選定を受けて、渡辺竜五市長は、今回の選定は西三川上流に広がる導水路跡とその周辺を範囲に追加することで砂金採掘の最盛期を支えた大流しの規模と技術を伝え、保護の充実を図るうえで非常に意義のあるものと受け止めています。今後も、地元住民との連携を深めながら、地域の宝である文化財のさらなる保存活用を進めていきますとコメントを発表しています。

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