畑野小で100%佐渡産の昼食作り

12月12日畑野小学校で、全て佐渡産の食材を使った昼食作りが行われ、参加した子どもたちは、佐渡の豊かな食を改めて感じたようでした。

100%地産地消の昼食づくりに挑戦したのは、畑野小学校5年生の32人です。
今回用意された18品の食材は、砂糖の代わりにハチミツが用意されるなど、調味料を含め全て佐渡産です。
100%地産地消での給食づくりの取組みは、全国的に見ても極めて稀ですが、畑野小学校では佐渡の食材の豊かさを感じてほしいと昨年度、当時の5年生が初めて行い、今回で2回目の開催となります。

お米は、5年生の児童が学校の田んぼで育てたもので、各班で具材を決めた味噌汁、佐渡牛のそぼろとサクラマスのそぼろ、そしてル・レクチェとキウイのパフェが今日のメニューです。
子どもたちは、魚の皮を剥いだり炒めたりしながら、一生懸命に作業を進めていました。
およそ3時間後、全て佐渡産の食材を使った昼食が完成しました。

児童たちは、佐渡産の食材を堪能しながら昼食を楽しんでいました。
児童「ご飯が甘くて美味しかったです。佐渡産っていうのは、やっぱり自分が生まれた地域なのでいいなと思いました。」
塚本佳那子教諭「せっかく自分たちで作ったお米を炊いて食べるなら、お米も佐渡産、おかずも全て佐渡産ということでこのような授業を設けました。これだけのものが佐渡で作られているんだっていう発見をしていただきたいなと思います。」

畑野小学校の五十嵐和彦校長は、今回の取り組みにも多くの人が関わっている。「教育は学校のみで完結しない」と言われるが、地域の人と関わる中で佐渡愛を深めてもらいたいと話していました。
児童たちは関わった人に感謝し、佐渡の豊かな食を改めて感じた1日になったようでした。
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