生きもの採集・観察通し地元の海を学ぶ

8月5日、生きものの採集や観察を通し、地元の海について学ぶ子ども環境学習会が新潟大学佐渡自然共生科学センター臨海実験所で開かれました。

この学習会は、子どもたちが海の生き物の発見を通して、地元の海の豊かさについて知ってもらいたいと、佐渡市が新潟大学と協力し15年以上前から実施しているもので、この日は、小学4年生から6年生、先生18人とその保護者らが参加しました。
新潟大学佐佐渡自然共生化学センターの大森紹仁さんが講師を務め、初めに佐渡の海の特徴について説明しました。

大森さんは水が澄んでいて、きれいなことや暖かい海にいる生きものと、冷たい海に生きる生きものが、どちらもいることなど佐渡の海は、豊かで変わった生きものがたくさんいると伝えました。
その後、近くの磯に移動し生き物の観察と採集が行われました。
子ども達は、観察方法を教えてもらった後、泳ぎながら海の生き物を観察します。
珍しい魚や貝を見つけると、興味深い様子で観察する子どももいて、それぞれが自分で見つけた変わった生きものを次々と採っていました。
午後からは、採集した生きものを見ながらスケッチする時間が設けられ、子ども達は真剣な表情で生きものの絵を描いていきます。
子ども達は、本や辞典で調べたことを書き込んだり、カラフルに色を塗ったりと、思い思いにスケッチしていました。
最後に自分が描いたものをそれぞれ発表し、描いてみて難しかったところや面白いと思ったところを一人一人発表しました。
1日かけて行われた今回の生きもの調査。子どもたちは学習を通して、佐渡の海の豊かさを感じたようでした。

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