消防救助技術大会選考会で日頃の成果競う

消防隊員が人命救助の技術を競う消防救助技術大会。7月の新潟県大会に向け6月5日と、6月6日の2日間でその選考会が開かれ、出場する隊員たちは日頃の訓練の成果を競い合いました。

新潟県の消防救助技術大会の出場選考会には、市内の消防署員おおむね30代の若手から4チームおよそ30人の隊員が参加し、6月5日には、障害突破、ロープブリッジ渡過、ほふく救出、引揚救助の4種目が競われました。
また、今年は初めて観客を入れ、地元八幡保育園の園児のほか一般市民なども訪れていました。

はじめの種目「障害突破」では、高い壁を乗り越え隣の建物にロープを渡し、それを渡る救助に必要な要素が盛り込まれたチーム競技です。
大会では、その救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに競い学ぶことを通じ、他の模範となる消防救助隊員を育成することなどを目的としています。
こちらは、個人で行う「ロープブリッジ渡過」です。ロープ上でバランスを取りながら進み、帰りは腕と足だけで渡る難易度の高い種目で、7mの高さに張られた20mのロープを前に、隊員たちは、懸命に挑んでいました。
そのほか、ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための「ほふく救出」では、1人が呼吸器を装着して、長さ8mの通路を通り、要救助者を素早く屋外に救出します。
また、「引揚救助」も行われ、その素早い身のこなしに訪れた人たちから大きな拍手が送られていました。
今回の選考会で選ばれた隊員は、7月5日の新潟市消防局で開催される第39回新潟県消防救助技術大会に出場します。

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