大型連休 島内への観光客回復の兆し

新型コロナウイルスが落ち着きを見せる今年の大型連休は、平日を含めると最大9連休 となります。それに伴い各観光地でも、コロナ禍以前のにぎわいを取り戻しつつあります。

世界遺産登録を目指す史跡佐渡金山でも、先週末の土日は多くの人で賑わいを見せていました。

佐渡金山の4月の実績としては、およそ7,000人で、前年比の125%でしたがコロナ禍以前の2018年と比べると80%にとどまっています。
しかし、担当者は3月の実績がコロナ禍前と比べ129%と伸びを見せていることから、この大型連休に期待をしつつ、世界遺産登録に向け地域と連携しながら盛り上げていきたいと話していました。
一方、先月には、ヒナも生まれたトキの森公園では、今朝も朝早くから観光客が訪れていました。
今年は、団体客増加が見込まれていることから、佐渡市の担当者は今後に期待を覗かせていました。
西三川ゴールドパークでは、大型連休に合わせ新たな体験を楽しんでもらおうと、金箔を使ったイベントを実施するなどの工夫も見られ、各地でにぎわいが見られました。
佐渡汽船によると、この9連休の利用客は両津新潟航路でおよそ3万5千人、小木直江津航路でおよそ5千人と合わせておよそ4万人が見込まれていて、コロナ禍以前の2019年のおよそ5万6千人には届かないものの、昨年2022年のおよそ2万7千人から3割増しとなっています。
また、佐和田地区や相川地区の一部の旅館に聞くと、大型連休中の稼働率は好調で、祝日である3日から5日にかけてはおおむね満室。コロナ禍前と同様の客入りが見込まれています。
また、佐渡観光交流機構がアメリカに向け促進していたプロモーションなどによりアメリカからのインバウンドも好調で佐渡観光に回復の兆しが見えています。
島内の観光地では、祝日となる3日から5日にかけて賑わいがピークを迎える見込みです。
今年の大型連休は、にぎやかになりそうです。

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