伝統継承目指しわら細工体験

10月10日、わらを使った伝統的な工芸、わら細工の講習会が畑野地区で開催され、外国から訪れた人も参加し伝統の文化を体験しました。

この講習会は、一般財団法人佐渡文化財団が主催したもので、一般の参加者のほかこの日は、その土地の文化や環境保全などについて体験するワールドユナイトジャパンのプログラムで佐渡に滞在している外国人も加わりました。
参加者は、佐渡文化財団の講師に教わりながら、基本の縄(わら)ないを学び、しめ縄作りに挑戦します。
佐渡文化財団では、日常で触れる機会が減少する伝統的な工芸のわら細工への興味関心をもってもらうことや、担い手を育成し技術を継承することを目的に、今回初めて広く参加者を募集して講習会を開催しました。

参加者は、わらの束をねじりながら、その束を交差させて巻合わせていくという慣れない手の動きに最初は苦戦しながらも、後半は時間を忘れて夢中になっていました。
また、時折参加者同士で教えあいながら交流する姿もありました。
そしておよそ1時間半、立派なしめ縄が完成しました。

外国人の参加者「とても嬉しかったし、達成感があった。文化を保存することはとても大事で、次の世代の人たちにも、なぜこのような文化があるのかを伝えることは大切だと思います。」
参加者「すごく丁寧に教えていただいたので、なんとかできました。すごく楽しいですね。これからも、どんどんやっていきたいと思います。」
佐渡文化財団では貴重な伝統技術の継承を目的に今後もわら細工やおけさ笠を編む講習会を開催予定です。
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