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誰もが安心して暮らせるまちづくり目指し懇談
誰もが安心して暮らせるまちづくり目指し懇談
2023年10月28日
市政
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福祉
新穂地区
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次期地域福祉計画や活動計画策定に向け、このほど懇談会が開かれました。
この佐渡市地域福祉計画、地域福祉活動計画とは、少子高齢化や核家族化が進み価値観や生活様式などが多様化する中で、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指すための理念と仕組みを作る計画です。
10月3日には、今年最終年度を迎える第3次計画の評価と、来年度から実施される第4次計画の策定に向けた懇談会が開かれ、島内の福祉事業所のほか、民生委員や関連団体などが参加しました。
第3次計画では、健やかで思いやりのあふれるまちづくりの理念のもと、地域福祉の担い手作り、地域福祉の活動づくり、医療・介護・福祉の連携体制について、そして、安全・安心して暮らせる地域づくりという4つの視点からの目標が掲げられ、取り組みが進められています。
今回、参加者から4つの目標について5段階評価のうち、全てにおいて順調に進行しているという評価の4となりましたが、目標設定が低いのではないかとの意見も出されていました。
また、会では第4次計画策定に向けた意見交換が行われました。現在、全国的に福祉の担い手不足が深刻な問題になっており、佐渡市も例外ではありません。
そういったことから、佐渡市社会福祉協議会では、若者の福祉への理解を深めるため、子どもたちを対象にした出前授業を実施しており、若者の意見なども反映させていきたいとしています。
また、地域福祉の活動を行うためにはボランティアの存在が不可欠です。参加者からは、有償でもボランティアは常に不足している状況があることから、ボランティアに対する考え方について発信すべきと意見が上がりました。
例えば、ボランティアは、ただでやるもの、暇な人がやるものなど地位が低いとし、やっていない人たちは、仕事や子育てが落ち着いたとしても、自分の生活が中心という考え方があり、いきなりの参加は難しい。参加してもらいたいと思ったら、意識を変える必要があるため、子どもの頃から自分たちの力を貸したらどうなるかを学校や保護者からもアプローチしていくべきなどの意見が出されました。
そのほかにも、地域の見守り活動や、いきいきとした生活を行うための活動についても話し合われたほか、様々なサービスがあっても周知が足りないと誰も使えないなどの厳しい意見も出されていました。
なお、11月下旬の次回の懇談会で第4次計画の素案が示され、その後審議されます。
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