規格外のメロンをスイーツに

島内のメロン生産者などが集まり、規格外のメロンをスイーツに活用する加工研修会が開かれました。

この研修会は、形や大きさ、糖度などの理由から規格外になってしまったメロンをスイーツに活用し、佐渡のメロンのPRや販売促進を図ろうとJA佐渡メロン倶楽部が実施しているもので、この日はクラブに所属する5人が集まりました。
今回は、グランドールという品種のトキ色メロンと、アールスナイトの2種類の規格外メロンを使い、スティックアイスとスムージーを作ります。

参加者は、メロンをカットする人、メロンに棒を刺す人、シロップを入れる人など効率よく作業ができるよう、それぞれ役割に分かれて、手を動かしていました。
味が抜群でも規格外となってしまったメロンを価値のあるスイーツに転換し、多くの人に美味しさを知ってもらいたい。クラブ員の声で始まった加工研修会は、今年で3年目を迎え、これまでゼリーやシャーベットなど、倶楽部員が思考錯誤しながら、メロンそのものの味を生かしたスイーツの試作を行ってきました。
作業が一段落した後は、全員でスムージーの試飲も行い、砂糖の量が異なる2種類のスムージーを飲み比べながら、味の感想や改善点を話し合っていました。
今回研修会で作ったスイーツは、8月12日にエーコープ佐渡金井店で販売され、訪れた買い物客にPRしていました。
田中隆浩さん「とにかく美味しいメロンをということで作ってますけれども、どうしても天候とか、気象状況によって糖度の低いはね品が出てしまいます。そうしたものを加工して再販売できれば収入にもつながりますし、やりがいにも繋がっていくということで、これからも続けていきたいと思います。メロン倶楽部とか、生産者でスイーツをつくるのは、ハードルが高いところがありますので、本業の方にやっていただいて、美味しいスイーツしてもらえたら嬉しいなと思います。」
生産者が愛情を込めて作ったメロンを、多くの人に知ってもらいたい。倶楽部員たちは今後、島内の飲食店やカフェなどと連携し規格外のメロンの活用を広げていきたいと話していました。
なお、規格外のメロンの活用方法として、今後は、島内の保育園で給食やおやつにカットメロンを提供する予定だということです。

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