春の牛市 価格下落で厳しい状況

先週末2日、相川地区北川内の高千家畜市場で牛市が開催され、飼料の高騰などの影響で生産者の予想以上に市場価格は下落しました。

高千家畜市場での牛市は、年に3回開催されています。
今回は、島内35軒の生産者から子牛141頭と成牛12頭の合わせて153頭がセリにかけられました。
セリには、山形、岐阜、福島など県内外から19の購買者が訪れ、子牛の体格や血統を見ながら次々と競り落としていきました。
セリの結果、子牛全体の一頭あたりの平均価格は、前回よりも67,000円ほど安い54万6,535円、また1kgあたりの平均単価も前回より423円安い2,072円となりました。
今回は輸入飼料の高騰などの影響で、肥育農家が積極的な購買に至らず、生産農家にとっては厳しい状況になりました。
一方で、今回の最高落札価格はオスの子牛で89万1,000円と高値で、取引価格の振れ幅が大きい市場でもありました。
不安定な国際情勢や円安などで今後も先行きは不透明ですが、離島というハンデの中でも購買者が訪れてくれるよう、JA佐渡は高い品質と頭数を確保しながら市場の維持に努めていきたいとしています。

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