市営放牧場 今年最後の閉牧

11月20日、金井地区平清水の堂林放牧場で市営放牧場最後の下牧を迎え、牧場でのびのびと過ごした牛たちがそれぞれの牛舎へ戻りました。

牧草が育たなくなる冬の到来を前に、放牧場から牛を牛舎に戻す下牧。
堂林放牧場では4月以来、17軒の農家から延べ74頭の牛を受け入れています。
この日最後の下牧では、1歳から16歳までの牛26頭が牧場の管理人らによって寄生虫を駆除するための薬を塗布されたほか、妊娠検査などを受けました。
今年は猛暑のため牧草の発育が悪く、例年よりも早く飼料を与えたり、牛たちをなるべく日陰に移動させるなどの対応が取られていました。
猛暑の影響はあったものの、今年は8割以上の牛に妊娠が確認されたとのことで、受胎率としては平年並みだったとのことです。
広々とした牧場を名残惜しむように、最後の散歩で牧場を駆け回る姿も。下牧した牛たちは、早い牛だと来月から出産が始まるとのことです。
山下百合さん「今年の夏は、牛にとっても人にとってもすごく暑い夏になったので、なんとか乗り越えて、牛たちみんな元気に下牧を迎えることができて、本当にありがとうと伝えたいですね。」
葛西翼さん「例年に比べて預託される頭数が少なかったので、その分コストが抑えられて運営はしやすかったと感じました。8月ぐらいから1ヶ月近くほぼ雨が降らなくて、牧草地が弱ってしまいましたので、例年より早く購入飼料を与えておりました。」
市営放牧場の閉牧はこの日の堂林放牧場が最後で、今年は4つの市営放牧場で合計140頭が放牧されたとのことです。
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