出荷に向け基準を確認 みかん目合わせ

10月25日、佐渡産みかんの出荷を前に、目合わせ会がJA佐渡小木営農センターで行われました。

みかん目合わせ会は、出荷に備え糖度の確認や品質の統一などを目的に行われています。この日は、小木地区と赤泊地区のみかんを栽培する佐渡みかんクラブの構成メンバーおよそ20人が集まりました。
はじめに、新潟県佐渡地域振興局農林水産振興部の担当者から、島内のみかんの生育状況に関する情報が伝えられました。
まず、佐渡で栽培されている温州みかんは、糖度の蓄積に20℃前後の気温が適しているとされるものの10月3日以降、平均気温が20℃を下回っていて、9月以降は糖度の上昇が見られないことが伝えられました。

また、果実は、生育期間中に適度な降雨があることで、順調に肥大が進むとされているものの、今年8月2日以降はまとまった降雨が見られず、日ごとの肥大量が目標を下回る期間が見られたことも報告されました。
一方で、この日会場に生産者が持ち寄ったみかんの調査結果としては、糖度、クエン酸の値はともに高く、佐渡産みかんの特徴でもある酸味と甘さのバランスが良いみかんが多かったことも報告されました。
また、今年から新たに果実の食味評価への協力が各生産者に対して呼びかけられました。これは、JA佐渡みかん倶楽部の販売上の課題として挙げられる、味のバラツキをなくすため、食味目標値の設定を目指す調査です。

生産者らが、自ら収穫した果実をランダムに1個あたり、半分試食し甘み、酸味を基準として9通りの区分で評価します。その後、評価とともに残り半分のみかんを提出し、佐渡農業普及指導センターが糖度、クエン酸の数値を調査し目標とされる数値を決定します。
伊藤公一さん「まず、産地の味が具体的にどういうものなのかというところが決まれば、それを元にして、作り方や技術としてこういうことが必要だという組み立てもできますし、そこでばらつきのないものをということで出していった中で、今度は販売者や消費者の皆さんから、それがどう評価されるかっていうのを受け止めて、また産地としてどうしていこうという取り組みに結びつけられると考えてます。」
最後にJA佐渡担当者から、みかんの規格など、みかんの出荷要領についての確認が行われました。参加者は持ち寄られたみかんを手に取りながら、その形や味を確認し、今年のみかんの出来について意見を交わしていました。

金子伸吾さん「私の園地でも試しながら食べてますけど糖度はあります。色づきが遅いもので収穫作業は、まだ始まっておりません。小ぶりな傾向があるということで、サイズ的には小さめのものが消費者に届くと思いますのでよろしくお願いします。」
JA佐渡によると、今年は実がならないとされる裏年であるため、収穫量は昨年の7割ほどとなる、およそ27tを見込んでいるということです。なお、佐渡産のみかんが店頭に並ぶのは、11月中頃からと見込まれています。
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