「冬の日本海に新年の願いを叫ぶ in 願」2024

1月27日、両津地区願で恒例の冬の日本海に新年の願いを叫ぶコンテストが開かれ、参加者は熱い思いを胸に願いを叫びました。

このイベントは、道を生かした地域づくりに取り組む団体「佐渡國しま街道」が外海府を盛り上げようと地名の願にかけて毎年行っているもので、今回で16回目を迎えます。
今年は島内から12人、島外からは新潟市と群馬県から2人、合わせて14人が参加し、参加者は用意されたステージの上でそれぞれの思いを冬の日本海に向かって力いっぱい叫びました。
審査は思いの丈が溢れ出た叫びであるかの「切実度」や、佐渡にもっと平和と繁栄をもたらす願いかの「佐渡度」のほか、「絶叫度」「パフォーマンス度」の4つの基準で上位2人が決まります。

参加者は、佐渡の世界遺産登録や佐渡の活性化のほか、家族への感謝など寒さを吹き飛ばすほどの熱い思いを叫んでいました。
審査の結果、飛び入り参加した内海府小学校4年、佐藤太斐さんが『兄弟がほしい~』と切実な思いを繰り返し叫び優勝しました。
準優勝には、両津地区虫崎で飲食店を営む舘恭志さんが選ばれ、自身が作った虫崎集落の歌にまつわる願いを叫びました。

見事入賞した二人には地元で獲れたアワビとお酒が贈られました。
十文字修会長「何しろ今年は地震から始まった年ですので、こういうイベントができるっていうこと自体ありがたいことなんだと実感してますね。このイベントが毎年続いていけば、本当にいいなと思います。願いを実現につなげる一歩として、言葉にするということは大事なことだと思います。」
参加者らは、日頃抱いている願いを声に出して気持ちを新たにし、清々しい表情を見せていました。
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