ロンドン大学アンバサダー講演 高千中学校で 

イギリスの連合大学であるロンドン大学の一つに通いながら、同大学のアンバサダーを務める大学生による講演が高千中学校行われました。

12月20日、高千中学校の全校生徒16名にオンラインで講演を行ったのは、連合大学であるロンドン大学の一つロイヤル・ホロウェイ校に通う1年の丸山翔佳さんです。
丸山さんは、ロイヤル・ホロウェイ校に通いながら、同大学のアンバサダーとしてイギリスの子どもたちに自身が学ぶ地理学の楽しさを伝えています。
丸山翔佳さん「アンバサダーと言っても、種類が色々あるんですけれども、ロンドン大学のロイヤル・ホロウェイ校の地理学はどんなこと学んでいるのかということをPRしたり、ジオグラフィーをやってる生徒たちの勉強のサポートをしたり、大学生活のことについて質疑応答したりすることがメインの活動なんですけど、日本でそういうお話をする機会を設けてくださいと言われています。」

丸山さんは、現在高千中学校で教鞭をとる小田和也教諭の元教え子で、アンバサダーとして子どもたちに話をする機会が欲しいと小田先生に相談し、今回の講演が実現しました。
丸山さんが通うロイヤル・ホロウェイ校は、世界大学ランキングでも上位1.5%に入る名門校です。
進路を知人に伝えるたびに「とても優秀ですね」「きっと子どもの頃からとても勉強を頑張っていたのでしょう」と言われるという丸山さんですが、必ずしも昔から優等生ではなかったと言います。

日本と中国のハーフなので、友人関係も順風満帆とは言えなかったし、勉強も嫌いでサボり癖もあったという丸山さん。ある日、高校入試の模試の結果を見て、このままではだめだと一念発起。学校や両親の助けを借りて勉強に打ち込むようになります。
丸山さんは、「当時は勉強も嫌いでサボり癖もあった。母の国のこともあって、学校も好きではなかった。でも、『こんな成績だから』『こんな自分だから』といって諦めなかったことだけは自分を誇れる。皆さんもどうせダメだからと諦めないで理想の自分を目指して欲しい」と呼びかけました。
生徒「今日の話を聞いて、自分の進路についてとか、丸山さんの話を聞いて考えることができたのでよかったと思います。夢に向かって努力するっていうのがやっぱり大切だなって思いました。」

生徒たちは、歳の近い丸山さんの話が良い刺激になっていたようでした。
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