レジャーシーズン前に官民合同で救助訓練

本格的な海のレジャーシーズンを前に、海上保安署と消防、民間救助組織による合同の水難救助訓練が7月21日、相川地区の二見港で行われました。

今日行われた訓練には、佐渡海上保安署や佐渡市消防本部、真野湾を中心に海上警備を行うSEABIRD佐渡などからおよそ30人が集まりました。
水難救助訓練は、これまで、それぞれの組織で実施されていましたが、本格的な海のレジャーシーズンが始まり、海水浴客の増加が見込まれることから水難事故が発生した場合に、迅速に救助ができるよう連携を強めたいと、初めて3者合同で行われました。
1回目の訓練では、二見港周辺でスキューバダイビングをしていた人が溺れているという想定で実施されました。連絡を受けた海上警備員は、すぐに水上オートバイで向かい、要救助者を乗せ、陸へ運びます。
その後消防に引き渡し駆けつけた水難救助隊が要救助者の意識などを確認しました。
回目の訓練では、海水浴客が溺れているという想定で行われました。
民間の海上警備組織の大谷忠義さんは、本格的な海のレジャーシーズンを前に官民合同の訓練ができて良いスタートが切れたと話していました。
佐渡海上保安署の間端啓文署長は、海水浴を楽しむためのお願いとして①監視員やライフセイバーが配置されている海水浴場を使用する。②子どもから目を離さず、危険があった時にすぐに助けられる場所にいる。③お酒を飲んだら絶対泳がない。以上の3つを守り、海水浴を楽しんでほしいとしています。
海上保安署、消防、民間救助組織の3者が連携して初めて行われた今回の訓練。救助隊員たちは、水難事故が多発するシーズンに向け、素早い判断ができるよう真剣に取り組んでいました。

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