しま夢ジャズ・イン佐渡2023 開催

国内外で活躍するジャズミュージシャンが集まったジャズフェスティバルが、8月26日、27日の2日間おんでこコドームで開催されました。

鬼太鼓と書家、矢野華風さんとのコラボレーションで幕を開けた「しま夢ジャズ・イン佐渡2023」。
炎天下のなか、矢野さんがイベント名を見事に書き上げると、観客は大きな拍手でイベントのスタートを祝いました。
このジャズフェスティバルは、東京で飲食店や貿易会社を営みながら、地域活性化を目的に2010年からジャズフェスティバルを企画運営する能厚準さんを中心に開催されたものです。

「しまの持続可能で豊かな成長を通して、島国ニッポンを元気に!」をテーマに2016年に小笠原諸島でジャズフェスティバルを開催し、次に選んだのは佐渡でした。
フェスティバルには、国内外で活躍する11組のアーティストが出演し、2日間で延べ4,000人ものを観客が訪れ、ジャズを中心に様々な音楽を楽しみました。
このフェスティバルで音楽監督を務めたのは、出演アーティストのひとつBimBomBan楽団のトランペッターOhyama❝B.M.W. ❞Wataruさん。ステージでも、情熱あふれる演奏で観客を魅了していました。
そして、このイベントの特徴のひとつが無料ということ。気軽に音楽を楽しんで欲しいということから運営資金は企業からの協賛金やグッズ販売などで賄っています。
しま夢ジャズ実行委員長の能厚準さんは、イベントを無料開催する理由として、フェスティバルの敷居を低くし、通りすがりの人でも気軽に観ることができるようなステージにして、より多くの人達にジャズの魅力に気が付いてほしいからだと話します。
無料ということもあり、観客のなかには家族連れも多く、老若男女問わずジャズの調べに身を委ねフェスティバルを楽しんでいました。
島内の観客「佐渡でジャズが生で聞けるという機会がそうそうないので、とてもいいなと思います。この先何年も続けばいいと思います。」
実行委員長を務めた能さんは、今回のイベントを足掛かりに、次は両津から相川までの18kmの区間に複数のステージを設け、プロからアマチュアまで参加できる「しま夢ジャズストリート構想」を3年以内に実現したいと話すなど、音楽をツールとした島の活性化に意気込んでいました。

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