金を江戸に運んだ「御金荷の道」を歩く

佐渡から産出された金銀を江戸へ運んだ当時を再現し、そのルートを歩くイベント「御金荷の道」が10月5日~6日の2日間開催されました。

世界遺産登録後、初めて行われた「御金荷の道」には島内外から60人ほどが参加しました。
はじめに佐渡奉行所で出立式が行われ、警護役人の役を務める佐渡を世界遺産にする会の法人会員である東北電力ネットワーク 佐渡電力センターの田代所長が御請け証文を読み上げ、佐渡奉行役の渡辺竜五市長へ手渡す儀式が執り行われました。
そして、奉行の号令でいざ出発。地元住民からの声援を受けながら、江戸時代の衣装を身にまとった参加者や、当時の御金荷をイメージしたものを載せた馬と共に、この日は真野新町の本陣山本家までのおよそ15kmの道のりを歩きました。
一行は旧中山街道などを通り、キリシタン塚に向かいます。キリシタン塚までの山道は坂道が続きますが、前日の雨の影響でぬかるんでいるところもあり、参加者らは一歩一歩足元に気をつけ、当時に思いを馳せながら踏みしめているようでした。
途中で休憩も兼ねて解説があり、この土地は海であったことのほか、町や地元の人についてなど、歴史について話してもらう時間もありました。
この日は、気持ちの良い天気で爽やかな風が吹く中、ペースを落とさずに歩き続け、河原田諏訪町の諏訪神社まで無事到着。
参加者らは用意されたおにぎりやおかずなどを受け取り、一息つきながら鬼太鼓の披露があると、カメラに収めたりしながら鑑賞するなど、午後の出発に備えてエネルギーを補給していました。
この日は相川から真野までを歩き、翌日は真野からゴールとなる小木までを歩きました。また、11月4日は新潟の上越から高田まで。11月16日は、長野の上田から小諸まで。そして11月30日は東京の板橋から日本橋まで歩くイベントが開催されるということです。
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