藻浦崎公園でイワユリが見ごろ

相川地区の藻浦崎公園では、初夏を彩る花「イワユリ」が見頃を迎えています。

鮮やかなオレンジ色がひときわ目を引くイワユリ。
佐渡では5月末から6月頃に外海府海岸や小木半島の海岸沿いで見られますが、相川地区北片辺の藻浦崎公園は、佐渡を代表するイワユリの群生地です。
花びらの付け根部分が細く、茎が透けて見えることからスカシユリとも呼ばれているイワユリ。海風に耐えられるよう背丈はおよそ20cmと低く、ユリ科では珍しく花が上向きに咲くのが特徴です。
今日も、海端で力強く花を咲かせていました。
一方、同じく初夏を告げる花「カンゾウ」の群生地として有名な両津地区願の大野亀。
本来であればこの時期に色鮮やかに咲きますが、大野亀ロッジによると5月17日に両津で最大瞬間風速32m/sを記録した強風の影響で、茎が折れたりつぼみが飛んでしまった花があるほか、潮風で枯れる被害もあったといいます。
ただ、もともとカンゾウは海辺の厳しい自然環境で育つ花で再生力も高く、6月2週目あたりには暴風雨に耐えた花々が見ごろを迎えそうだということです。
この日(5月24日)は風が強く吹き霧もかかっていましたが、訪れた人は写真を撮るなどして楽しんでいました。
6月9日にはカンゾウを前に、内海府小中学校や地元団体による芸能発表などが行われる予定だということです。
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