約200年前のウミヘビのミイラ公開

新穂潟上の牛尾神社で巳年にちなみ、およそ200年前のものとされるウミヘビのミイラが公開されました。

今年の元日に新穂潟上の牛尾神社では、今年の干支ヘビにちなみ牛尾神社の宝物であるウミヘビのミイラが公開されました。
これはセグロウミヘビのミイラで、牛尾神社に残る奉納受領書では、元は島根県出雲大社の神前に奉納されていたものとされています。
出雲大社では10月の神有祭で神前にウミヘビを奉納する習わしがあり、ウミヘビは「竜蛇さま」として崇拝されています。
このウミヘビのミイラは、氏子が1824年に佐渡金銀山ご入用の鉄を購入するため出雲を訪れ、出雲大社に参拝して拝受したものが牛尾神社に寄進されたものです。
佐渡市指定の有形文化財にもなっていて、訪れた人は貴重な機会にじっくりとウミヘビのミイラを見つめ、一年の健康などを祈っているようでした。
今年の元日、牛尾神社にはウミヘビのミイラ公開の影響もあってか昨年の1.5倍ほどの参拝者が訪れたということです。

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