特別支援学校で職業技能検定

7月28日、佐渡特別支援学校で職業技能検定が行われ、生徒たちは練習の成果を発揮しました。

新潟県教育委員会などが主催し、県内の特別支援学校行われている職業技能検定は、職業教育の充実、就労に向けた生徒の意欲向上、社会公表による生徒の技能意欲の理解啓発を目的としています。
検定は、接客部門、介護部門など5部門9種目があり、今年佐渡特別支援学校で行われたのは、清掃部門の自在ぼうきの種目です。受験したのは、高等部25人から校内受験を通過した8人で、前日までの3日間は、1日2時間練習したということです。

検定では、「自在ぼうき」と呼ばれる清掃用具で、オフィスに見立てた範囲の清掃を行い、ゴミのはき残しがないかや、ほうきを壁にぶつけないかに加えて、挨拶、所要時間など46項目が審査され、1級から10級で評価されます。
閉会式で審査結果が発表されると、生徒たちは達成感に満ちた表情で、認定証を受け取っていました。
水谷武校長「頑張ろうっていう気持ちが一人一人から伝わって、良い検定だったなと思っています。検定のなかにも色々な学びがあると思いますので、それを実感を伴って次の学習の中で成果を発揮してもらいたいしと思います。何よりも自信になったと思いますので、この自信を活かして次の学習の中で遺憾なく発揮してもらいたいと願っています。」
検定が始まった平成24年度から令和4年度までの間に県内で1級、2級を取得したのは、691人でそのうち79.3%の生徒が卒業後すぐに企業へ就労しているということです。

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