無農薬栽培の助っ人!?アイガモロボ実証実験

お米の無農薬栽培における省力化を目的に、下川茂でアイガモロボによる水田の雑草抑草の実証実験が始まりました。

今回赤泊地区下川茂で始まったアイガモロボの実証実験は、スマート農業技術による農作業コスト等の軽減を図ることを目的に、昨年度から2年の期間で行われているスマート農業産地形成事業の一つとして新潟大学や農事組合法人「かわも」らによって行われました。
アイガモロボは水田に浮かべる自動抑草ロボットで、推進力となる2つのスクリューが水田の土を巻き上げ、濁らすことで太陽光を遮り雑草が光合成をしにくい環境を作り出すものです。

動力はソーラーパネルから得て、GPSにより得た位置情報をもとにスマートフォンなどで設定した経路を自動で航行し続けます。
今回の実証実験では、農薬と化学肥料を5割減らしたいわゆる5割減減の水田と、無農薬栽培で人が乗車する水田用草刈り機のみを使用する水田、同じく無農薬栽培でアイガモロボと乗用の草刈り機を併用した水田の3つのパターンで作業効率や収穫量のデータをとります。
この日は、この事業に社会貢献活動として参加しているアルビレックスチアリーダーズの渡辺杏さんも実験で使用する水田で田植えを体験。
田植え機は初めてということでしたが、農家による丁寧な指導もあり、気持ちよく農作業に取り組んでいました。
高齢化や担い手不足などにより特に棚田などの里山の水田では、作業の効率化は大きな課題となっていて、農家も新しい技術に注目しています。
一方で日々進化し続ける様々な技術に対応し、活用できる人材育成も急務となっています。
今回の実証実験の結果は、昨年から畑野地区丸山で始まっているラジコン草刈り機の実証実験などと合わせて、今年度末までにまとめられます。

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