海底貯蔵酒を新たな旅行商品へ

佐渡市と福島県会津若松市が海底で熟成させた日本酒を富裕層向けに新たな旅行商品の中で提供しようと日本酒の海底貯蔵を行い、6月28日その引き上げ作業が行われました。

日本酒の海底貯蔵は、令和2年10月に観光振興を目的とした連携協定を結んだ佐渡市と福島県会津若松市が富裕層向けに新たな旅行商品を作る中で付加価値の高いものを提供しようと取り組みを進めているものです。
昨年6月にも一度小木地区琴浦で日本酒の海底貯蔵の実証実験を行っていて、1ヶ月程度で海から引き上げて、中に海水が入っていないことや瓶が割れていないことを確認しました。
この日は実証実験の結果を受け、昨年12月に海底貯蔵した両市の日本酒を引き上げるため、同じく小木地区琴浦の漁港へ佐渡市と会津若松市の職員が訪れました。
漁港から200m付近、深さおよそ18mの海底へ沈めた日本酒が入ったコンテナを船へと引き上げ、岸壁へと運び上げます。
およそ半年の貯蔵を経て、引き上げたそれぞれの市の日本酒30本。職員らがコンテナから取り出し目視で状態を確認します。
ビンの状態が確認できた後、職員が試飲してその味を確かめました。
今回引き上げた日本酒は、専門家らによる試飲を経て品質などを確かめたあと、来年度以降に実施するツアーでの提供などを目指していくということです。
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