朝乃若 激励会で来場所への決意新たに

大相撲1月場所を勝ち越しで終えた佐渡出身力士の朝乃若が、このほど佐渡に帰省し2月1日に行われた激励会で来場所に向け決意を新たにしました。

2月1日、朝乃若の激励会が佐和田地区のRyokan浦島で開かれました。
大きな拍手で迎えられた朝乃若。1月場所を4勝3敗で勝ち越し、昨年の9月場所から3場所連続での勝ち越しを決めました。
会場には後援会の関係者など50人以上が集まり、須藤史彦会長が「もう少しで十両復帰に手が届くところまで来ている。これを機に3月場所、5月場所と順調に勝ってくれることを期待している」と激励の言葉を送りました。

朝乃若は挨拶で今回の戦績を伝え、昨年9月からの勝ち越しで十両復帰に向け少しずつ前に進んでいると力強く語りました。
また、元日に発生した能登半島地震についても触れ、「石川県には中学・高校と6年間お世話になり、同じ釜の飯を食べた仲間も被災して大変だという連絡を受けた。自分にできることは、良い相撲をしっかり見せて成果を出すことだと思い、取り組みに一層気合が入った」と今回の1月場所が特別なものだったと語りました。
乾杯が行われた後、朝乃若は会員一人一人に感謝を伝えながら挨拶に回ったほか、写真撮影や歓談を楽しむ姿が見られました。

会員らは朝乃若に応援の言葉をかけ、今後の活躍への期待を高めていました。
仲川芳信副会長「朝乃若とお話をさせてもらったんですが、彼はハートが優しいもんだから、今年は鬼になって頑張れって言ったら『今年は鬼になります』と言ってましたよ。」
千秋楽の翌日に佐渡に帰省し英気を養った朝乃若。お世話になった恩師たちと会い、改めて地元佐渡への思いが強まったと話しました。

朝乃若「やはり地元が一番ですね。熱い応援や声援、また厳しい喝も入れていただけるので、すごく良い会だと思っています。関取復帰に向けて、勝ち越し続けたいと思っています。地震やコロナなど、暗いニュースが続いてますが、スポーツの力でみんなに楽しんでもらい、勇気を与えるように頑張りたいと思っています。」
大相撲3月場所は、3月10日に初日を迎えます。朝乃若は地元の温かい声援を力に、来場所での活躍を誓っていました。
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