新潟大の学生が課題解決プロジェクト

新潟大学などの学生が佐渡に滞在し、課題解決に取り組むプロジェクトがこのほど行われました。

佐渡市や新潟大学と連携し、株式会社 NTT DX パートナーが主体となって行うこの取り組みは、佐渡市の地域課題解決や若者の移住促進などを目的に、新潟大学などの学生が3日間佐渡に滞在して社会人の支援を受けながらアイデアを創出するプログラムです。
第1回が 昨年11月から今年1月にかけて行われ、学生が考案したイベントが実際に実施されました。
第2回の今回のプログラムではまず、佐渡市や佐渡の企業から市の現状や抱える課題などについて説明を受けたほか、ビジネスなどで課題解決に用いられるデザイン思考について講演を受け、アイデアの立案に向け知識を深めました。

滞在最終日には参加者が4つのチームに分かれ、これまで得た情報をもとに課題解決のアイデアをプレゼンしました。
参加者は 廃材となって捨てられている竹を有効活用する方法や、人間ドックと観光を掛け合わせた旅行プランなどを、実際に顧客となる人物像や今後のスケジュールも交え詳細に提案していました。  
学生「佐渡で人間ドックを受診し、島内観光して自然に触れあったり、美味しいごはんを食べたりすることで 心身ともに健康になってもらうツアープランになります。」

学生「企業の中には様々な年代の方もいらっしゃると思うので、旅行で落ち着きを求めたいとか、 アクティブなものを求めたいという人向けに複数のプランを考えようと思っております。」
学生「何ができるなら人間ドックをしに佐渡に来たいかっていうのをアンケートとか聞いたりしていただいて、今後どんな プランをつくるか考え直したい。」
佐渡市の職員「僕も10年前から人間ドックに合わせて仲間と旅行に行ってます。それが1年の中で結構な楽しみになっているので心に刺さりました。」

学生「参加してよかったとすごく感じていて、周りのメンバーがすごく優秀ですし、こういう意見もあるんだなって知ることができて、人としても成長できたように思うし、地域課題解決に役立つ大事な基礎の部分を学べたのはすごく大きかったなと思います。」
学生「チームの話し合いの中で、アイデアがどんどん膨らんでいくところを実際に体験することができて、とても有意義な経験ができたと感じています。」
今後は、フィールドワークや佐渡市の企業へのプレゼンテーションなど、アイデアの実現に向けた取り組みを進めていくということです。

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