岩首の地域活性化に向け新団体発足

地域活性化に取り組んできた団体の岩首談義所が、このほど新たな団体として、8月8日に1回目の交流イベントを開催しました。

老朽化などの問題で、今年の3月末で閉鎖された両津地区の岩首談義所。
その場所を拠点に地域活性に取り組んできた団体の岩首談義所が「一般社団法人岩首めぶきラボ」として、今年7月から新たな拠点を設け再出発しています。

8月9日には、空き家を活用した拠点のお披露目会として、「ラボカフェ」と銘打って第1回目の交流イベントを開催しました。
岩首めぶきラボは、地元住民を中心に6人のメンバーで活動します。
交流イベントを前に代表の北村幸治さんは、打ち水で少しでも涼しくなるよう、気遣いを忘れません。
岩首めぶきラボの立ち上げに尽力した地域おこし協力隊の村山凛太郎さんは、新たな拠点が旧岩首談議所同様に地域の人々のふれあいの場となり、集落活性化の起点になってほしいと期待を語っていました。
この日、お客さんを迎えるにあたりメンバーたちは、地元の湧き水で煎れたコーヒーを用意するほか、楽しい時間を過ごしてほしいと白玉作りを企画するなどして準備に勤しんできました。
時間になると徐々に地域の人たちが集まり、メンバーや訪れた人同士で会話を楽しみながら、交流を図っていました。
北村幸治代表は、めぶきラボ初のイベントが、目的である地域の年代を超えたコミュニケーションを達成し、今後の活動への期待をのぞかせていました。
村山凛太朗さんは、初イベントに幅広い年代層の参加が得られたとしながらも、意見を取りまとめてかたちにするには、さらにブラッシュアップが必要だと話していました。
訪れた人たちの中には、地域おこしに尽力するメンバーの力になりたいと差し入れを持ってくる人や、夏休みを楽しんでもらいたいと、お孫さんを連れてくる人もいたりと、新たな団体への期待が高まります。代表の北村さんも、今回の交流イベントに手応えを感じていました。
北村幸治代表「今は棚田をメインとして活動しておりますけども、海の方も豊富な資源がありますので、海の体験学習も行い、海と山と両方の自然を生かしながら、子供からお年寄りに至るまで、思い出の作れる場所でありながら、地元の集落の方にもメリットがあるような活動にしていきたいと思っております。」
運営方法など、現在検討を重ねている岩首めぶきラボですが、棚田を使ったイベントはもちろん、地元の子どもたちを集めた花火のお楽しみ会を開催するなど、住民も楽しめる活動を含め岩首の地域活性化に向けた新たな一歩を踏み出しています。

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