地域クラブ活動 来年度の活動方針示す

佐渡市では、今年度から中学生の新たな休日の過ごし方として佐渡市地域クラブ活動が開始されました。1月16日に開かれた推進協議会では、今年度の活動報告が行われたほか、令和6年度の活動方針案が示されました。

中学生の文化・体育活動の機会創出のため、佐渡市では月1回バスケットボールなどのスポーツや鬼太鼓などの文化体験など、生徒が希望する種目の活動を行う佐渡市地域クラブ活動が行われています。
今年度は、令和5年9月から令和6年3月までに計7回行われる予定で、これまでは毎月200人程度がのべ19種目の活動に参加しています。
会では、昨年12月に島内の中学校の全生徒を対象に行われたアンケート調査の結果が報告され、「普段体験できないことが体験できた」「自分の好きなことや興味を見つけるきっかけになった」などの意見が寄せられたことから、生徒の活動機会の創出に一定の効果があったとしました。

一方で、活動に参加しなかった生徒からは「存在を知らなかった」「やりたい種目がなかった」などの意見も上がり、佐渡市教育委員会では今後、活動の周知や魅力ある種目の設置に力を入れていきたいとしています。
後半には、令和6年度の佐渡市地域クラブ活動の活動方針案が示されました。これによりますと、来年度の活動は現在の月1回から原則第1土曜日と第3土曜日の月2回に増やし、活動がある週の土日は、原則学校の部活動は行わないこととしています。
また、活動の回数が今年度よりも増えたことなどから、年間の参加費は今年度の1,000円から2,000円に増額する見込みであることが話されました。参加費は、活動中の怪我などに対する保険や指導者に関する費用、備品の購入などに使用されます。

また、種目については、生徒へのアンケートをもとに英会話やeスポーツなどを新たに追加することを検討しているということです。
香遠正浩教育長「私たちが大きな課題として捉えていますのは、参加者が私たちの想定していたほど多くはなかったということです。eスポーツを種目の一つに取り入れることができるかどうか、プログラミング教室というのも開設でできるかどうか検討していきたいと思っています。より多くの中学生から参加してもらえるように、今年度以上に魅力的な種目を用意して皆さんにご案内したいと考えております。」
今後は、指導者の確保など検討を重ねた上で、3月に開かれる協議会で令和6年度の活動方針について決定する見込みだということです。
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