児童が防災テーマにした佐渡産品販売

金井小学校と金泉小学校の子供たちが防災をテーマにした佐渡産品の販売会を行い、これまで学んできた知識を活かしてお客さんに商品をアピールしました。

11月29日、金井小学校6年生と、金泉小学校5年生合わせておよそ60人の児童が参加して行った販売会は、佐渡市の地域づくり課が進める子どもたちが佐渡の魅力をメディアのように島内外に発信するというプロジェクトで、昨年度から行っているものです。
プロジェクトで子どもたちは、仮想会社「佐渡放送局」の社員として14チームに分かれ、今年は防災をテーマに災害時にも役立つ佐渡産品を販売します。
子どもたちは、4月からの総合学習のなかで、災害時に役立つ佐渡産品について学んだり、災害時を想定した炊飯体験で商品を試食したり理解を深めてきました。

子どもたちは、どのようにアピールすれば売れるのか、会社を運営する立場で試行錯誤したセールストークを使い、お客さんへ懸命に商品の魅力を伝えていました。
言葉で魅力を伝えるほかに、笑顔など接客態度についても練習してきたという子どもたちは、いきいきとした表情で接していました。
また、会場には、自分たちで構成を考えた動画も流れていて、14チームが販売している商品の魅力と共に防災の知識が学べます。

遠藤隆行課長「地域で知らないことも多いと思うんです。それを、今回総合学習を通じて食材や地域のことを学んでいただいて、自分たちの地域は本当に良い場所なんだということを知ってもらって、大人になっても佐渡のことを愛する心を育てられると良いと思っております。」
販売会では接客コンテストとして「伝える」「笑顔」などで印象に残った店にお客さんが投票する箱も設けられました。
4月から佐渡放送局という仮想会社の運営に携わってきた子どもたちは、来月、決算報告として売上金が伝えられるほか、動画の再生回数、接客コンテストの結果発表も行われるということです。
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