佐渡航路の永続的な運行に向け、関係自治体や事業所などが協議する佐渡航路確保維持改善協議会が6月4日開かれました。輸送料は順調に回復傾向であり、世界遺産登録の効果は大いにあることが示されましたが、経営は依然として厳しい状況で乗客運賃など改定や島外からのジェットフォイル往復割引の廃止を今年の夏にも実施を検討していることが明らかにされました。


全航路の年間輸送人員もコロナ禍で落ち込んだ2022年の98万人から順調に回復し、昨年は、前年からおよそ7万人増え127万人を超えました。



また、老朽化が進む船舶の更新についても言及し、貨物船「日海丸」を2027年に更新し、その後時期は未定ながらもカーフェリー、ジェットフォイルも順次更新を行う予定としました。

世界遺産登録の効果もあり、輸送人員の回復も順調とする一方で、島外客のジェットフォイルの往復割引の廃止や乗客・航送運賃の改訂の検討などが報告された今回の協議会、今後の動きに注目が高まります。