佐渡市議会9月定例会一般質問 4日目

佐渡市議会9月定例会一般質問4日目の今日は稲辺茂樹議員が質問に立ち、島内の農業経営が危機的状況にあると主張した上で、支援に対する市の考えを質しました。

佐渡市議会9月定例会一般質問4日目の今日は稲辺茂樹議員が質問に立ち、島内の農業経営が危機的状況にあると主張した上で、支援に対する市の考えを質しました。
佐渡市は農業従事者が平成27年の5,927人から5年間でおよそ1,300人減少し、また販売農家戸数も5年で1,000戸あまり減り、令和2年で3,301戸となっていると現状を説明しました。
稲辺議員は市の答弁を踏まえ、年々減少する農業従事者や農家に危機感を募らせ、市としてどう支えていくのか考えを質しました。

渡辺竜五市長は果樹栽培の技術を広めながら、複合経営していくことが良いという認識を示した上で、果樹栽培は軌道に乗るまで時間を要することから、そういった意欲のある人を県やJA、市で支えていきたいとしました。
稲辺議員はまた、世界遺産登録は農産物のブランディングを図る良い機会だとし、補助金の枠組みや制度化など市のリーダーシップを求めました。
渡辺市長は、世界遺産を見に佐渡を訪れた人に現地で美味しい米を食べてもらい、土産に買ってもらうなど観光地としての農産品の販売方法があるとしました。

そして、直接農家が販売することで流通コストを下げ、利益に変えていくことが持続可能な農業経営への一つの手段だと見解を示しました。
一般質問に続いては、行政手続きのオンライン化を可能にするための条例改正案など、2議案が追加上程されました。
佐渡市には申請手続きの種類が670件あり、条例の改正が認められれば、今年度中にそのうちの4割に当たる260件でオンライン化が進められます。
佐渡市議会9月定例会は、9月27日に最終日を迎えます。

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