佐渡市議会 12月定例会初日 18議案上程

佐渡市議会12月定例会が12月6日から始まり、総額542億5,000万円余りの一般会計補正予算案を含む18議案が上程されました。

本会議では、まず会期を12月6日から22日までの17日間とすることを承認しました。
その後、既定の予算から歳入歳出それぞれ1,100万円余りを減じた総額542億5,000万円余りの令和5年度佐渡市一般会計補正予算案が上程されました。
補正予算案には、ふるさと納税の返礼品業務を委託する必要経費をつけた「佐渡ふるさと島づくり寄付金事業」におよそ5,500万円を盛ったほか、庁舎整備の継続費として今年度分3,700万円余りが増額計上されています。

なお、佐和田中学校大規模改修事業において電気及び機械設備工事の入札不調により、事業継続予算案の編成を大幅に見直しました。これにより、今年度の予算が4億2,400万円余り減額されています。
一方、原油価格物価高等対策として国から支給される給付金に加え、市でも支給を上乗せする事業の関連予算、およそ5億5,000万円は専決処分されています。
補正予算案以外に上程された17議案の中には、佐渡市職員による一連の不適正な事務処理をめぐり、市長自ら綱紀粛清を図るため給与の10分の1を1ヶ月、副市長と共に減額する条例制提案が含まれています。

また、佐渡市総合体育館や佐和田野球場などの来年度からの指定管理者として、新たに佐渡市スポーツ協会と株式会社ヴァーテックスの共同事業体を指定する議案も上程されました。
市によると、総合的な管理運営は従前どおりスポーツ協会が担い、高齢者向けの健康事業やエクササイズなどにノウハウを持つヴァーテックスが民間の視点で利便性の充実やサービス向上を図っていくとしています。
ヴァーテックスは、新潟市を中心にスポーツ施設や飲食店などを多角的に経営していて、今年4月からは、羽茂温泉クアテルメ佐渡の指定管理者として運営にあたっています。

上程された18議案は、各常任委員会に付託され審議されます。市議会12月定例会は12月11日から一般質問が始まり、今議会では14人の議員が質問に立ちます。
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