佐渡市議会初日 世界遺産登録関連事業費など計上

佐渡市議会6月定例会が6月14日に始まり、世界遺産登録記念事業などを計上した補正予算案など9議案を上程しました。

6月議会初日のこの日は、まず会期を7月1日までの18日間とすることを決めました。
その後、1億円余りを増額した総額およそ486億円となる令和6年度佐渡市一般会計補正予算案が上程されました。
佐渡の金山が世界文化遺産に登録された場合に備え、金銀を運んだ沿線地域で登録を祝うイベントを開催する事業に190万円。
インバウンド拡大に向けた県内自治体との連携事業として、小千谷市から寄贈される金銀の錦鯉を展示する水槽設置費用に460万円を盛りました。
繁忙期の7月下旬から1か月あまり、タクシー不足対策に一般ドライバーが有償で旅客を運ぶ実証調査事業にも430万円をつけました。
予算規模が大きいものでは、能登半島地震により半壊以上と判定された被災家屋を解体する経費として6,200万円を計上しています。
また、会期中先に決議する補正予算案関連として、夏の熱中症対策に遠方から通学する小中学生へのスクールバス利用の規制緩和や定期券の交付拡充経費として200万円を盛っています。
特別会計の補正予算案には、今年12月に一体化されるマイナンバーカードと健康保険証のシステム改修に伴う経費や加入者情報などの発送費用740万円も増額されています。佐渡市では7月の保険証発行の際に一体化のメリットや申請方法を記したチラシを配布するとしています。
予算案以外では令和8年4月を目途に新穂小と行谷小を統合するための条例改正案が上程されました。
一方、注目されている副市長人事は、最終日までに上程される見通しです。6月議会は6月19日から一般質問が始まります。

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