ジオパークに触れる体験もりだくさん

日本ジオパーク認定10周年記念式典当日は、記念式典講演の会場で子どもたちを対象にしたジオパークに触れる体験活動なども行われました。

ジオ科学体験教室では、体験を通しジオパークについて学び、理解する様々なコーナーが設けられました。
こちらは、火山活動や火起こしを実験するコーナーで砂糖水を熱し、重曹を加えることでできる物体を火山の溶岩ができる様子に見立て楽しみながら解説しました。

また、石と鉄をこ擦り合わせて行う火起こし実験では、石よりも柔らかい鉄が砕けてだけて、それが急激に酸化し火花になると説明があると、子どもたちは真剣な表情で見入っていました。
こちらは佐渡で取れた貝殻を使ったアートの体験コーナーで、子どもたちは様々な種類の貝を組み合わせて、個性的な作品を作っていました。
この日は、ほかの地域のジオパークについても知ってもらいたいと、糸魚川のジオパークガイド協会による体験コーナーも設けられました。
糸魚川の海岸を再現し、そこで取れるヒスイを様々な種類の石の中から探すもので、参加者は楽しみながらほかの地域のジオサイトに触れていました。
そのほか、土の中の結晶を探すコーナーや偏光万華鏡作りに挑戦するコーナーなどもあり、子どもたちは興味津々に様々なコーナーを巡っていました。
別の会場では、佐渡市の小学校などがジオパーク学習の成果を発表する取り組みが行われました。
各学校の総合学習の時間やクラブ活動の中で学習したジオパークに関する内容や地域の特色などをポスターにまとめたもので、各学校の代表児童は、衣装を着たりクイズを用意したりと工夫を凝らし来場者に一生懸命に発表していました。
この日のイベントで子どもたちは、様々な形でジオパークに触れ、その魅力を自ら発信しながらさらに理解を深めたようでした。

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