まっさき食の陣 20回を節目に幕

大雪のため延期になった「まっさき食の陣」が2月11日畑野地区の多田漁港で開催され、訪れた人たちが地元の食や伝統芸能を堪能していました。このイベントは今年で20回を迎えましたが、運営団体の高齢化などにより今回が最後の開催となりました。

「まっさき食の陣」は旬の水産物や郷土芸能などを楽しんでもらおうと地元住民の有志で結成する「松夢会」が主催しておこなっているイベントです。
この日は、多田漁港周辺で水揚げされたばかりのタラを使ったあら汁800食が無料で提供されたほか、食の陣名物のタラの刺身が販売されました。
鮮度が落ちるのが早いタラを刺身で食べられることは珍しく、訪れた人はその味に舌鼓を打っていました。
ほかにも名物の「炙り鳥そば」や新鮮な水産物を求め、会場には多くの人で賑わっていました。
特設のステージではよさこいの演舞や、畑野尾地区5つの集落の鬼太鼓が披露されたほか、会場には足湯が設置され、訪れた人たちは身体を温めながら食や芸能を存分に楽しんでいました。
2003年から始まった「まっさき食の陣」ですが、運営する松夢会のメンバーの高齢化などを理由に20回を迎えた今回が最終回となります。出店者や来場者からは、終了を惜しむ声が聞かれました。
地域の人たちが作った食品の販売ブースがにぎわいを見せていたほか、雪の中に隠されたカラーボールを探し景品と交換する宝探しゲームも行われ、訪れた人たちは1日を通じて楽しいひとときを過ごしているようでした。

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