おけさ柿担い手育成塾 開講式

おけさ柿生産者を育成することを目的にしたおけさ柿担い手育成塾の第9期が5月23日に開校しました。

JA佐渡が主催する「おけさ柿担い手育成塾」の開校式には、受講生のほか協力する県や市の関係者などが参加し、受講生の紹介や今後のカリキュラムの説明などが行われました。
初めに塾長でもあり、JA佐渡の竪野信代表理事理事長は、特産品であるおけさ柿の生産者が高齢化し、減少している状況だが佐渡は柿の生育にとって適した環境、流通システムや生産などについて教えてもらえる環境も整っていると話し、生産者としてはもちろん、兼業や手伝いなど、何らかの形で柿に携わることが産業の維持につながっていく、佐渡の柿を一緒に盛り上げていってほしいと挨拶に立ちました。

開講式の後は、金井地区中興の園地に場所を移し、早速1回目の研修が行われました。
佐渡農業普及指導センターの担当者から柿栽培の基礎知識などについて説明があった後、摘蕾の実習を行いました。
このおけさ柿担い手育成塾は、おけさ柿生産の担い手を育成し、生産の発展を図ることを目的に栽培の基礎知識と技術の取得のほか、経営などについても学びます。
2015年に始まった講座は、1期2年間のカリキュラムで座学や現地指導などが行われ、これまでに79人が終了し、現在は第8期生の9人、今日から始まった9期生7人が受講中です。
今回の受講生の中には、すでに生産をしている人から新規就農を考えている人など様々ですが、それぞれ疑問点を講師に質問しながら、真剣な表情で講座に臨んでいました。
今年4月現在、島内のおけさ柿生産者はおよそ540人で、10年前と比較すると半数ほどに減少しています。JA佐渡は、講座などを通し行政などと連携しながら、佐渡の特産品の担い手の育成に取り組んでいきたいとしています。
おけさ柿担い手育成塾では、今回を含め2年間で座学や現地指導などの研修が15回予定されています。
なお、おけさ柿担い手育成塾の詳細は、JA佐渡までお問い合わせください。
また、羽茂選果場管内でもおけさ柿の担い手講座を開催しているということです。
そちらについては、佐渡農業普及指導センター羽茂分室までお問い合わせください。
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