「島球児たちの夏」佐渡高校

7月6日に開幕する、第105回全国高等学校野球選手権新潟大会に出場する島内チームを紹介するシリーズ「島球児たちの夏」です。今回は佐渡高校です。

3年生が4人と1、2年生が多く占める今年の佐渡高校野球部。5~6月には、守備や走塁に力を入れたほか、基本に立ち返った練習を繰り返しています。また、冬の厳しいウェイトトレーニングを経て、力強いプレーが増え一回り大きく成長しました。
前山隼人監督「コロナ禍でも諦めずにチームをつないできてくれた。その思いある3年生中心にまとまりのあるチームになっていると思います。」

今年主将を務めるのは、3年の吉川竜矢選手。チャンスに強く、プレー面で頼れる主将である一方、チームの雰囲気を作りや精神面でもチームをけん引しています。
吉川竜矢主将「攻撃の面で隙をつく走塁だったりとか、そこからチャンスを演出して、1本出して点を取っていくっていう野球が自分たちの野球だと思ってます。1・2年生の人数が多くてまとめるのがすごく大変なんですけど、自分だけじゃ、まとまりきらない部分もあるので、3年生の他の3人にも頼りながら、チーム全体をまとめられるように頑張ってます。」
エースは2年の風間堅斗選手。スライダーやタイミングを外すための球種、スプリットチェンジなど変化球を得意とし、強気の投球が持ち味です。
風間堅斗選手「変化球が多少なりは、多い方なのかなと思うので、そこが強みだと思います。エースとしてバッグを信じて、打ち取れるように変化球などを駆使して投げていけたらなと思います。」
打撃で期待されるのが2年の引野瑛心選手。広角に打ち分けられ、ヒットゾーンに鋭い打球を飛ばせる頼れる4番打者です。
引野瑛心選手「自分の強みは、右中間へ打つ打球です。いい場面の時は、絶対打ってやろうと思って打席に立ってます。チームがチャンスの時も劣勢も自分が1本打って、チームに勢をいつけられるようにしたいです。」
前山隼人監督「強豪私立と戦って勝っていかなきゃいけないという局面が、大会のトーナメントの中でもたくさんあると思いますが、喰らいついていく気持ちで佐渡高校野球部の子どもたちの本気をお見せできればと思っています。」
選手同士で日々のプレーについて話し合いながら、コミュニケーションを図っているという佐渡高校野球部。チーム力で勝利を目指します。
佐渡高校の初戦は7月8日、新潟市のHARD OFF ECOスタジアム新潟で対戦校は新発田中央高校です。

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