鼓童研修生が感性を磨く春山での自然体験

先週13日、太鼓芸能集団鼓童の研修生たちが、山菜採りと山菜を使った季節の料理作りに挑戦しました。

山菜採り体験には、鼓童研修生の1年生と2年生14人が参加しました。
講師は、鼓童研修生の俳句講座の講師も務める赤塚五行さんが招かれ、研修生たちにこの時期に取れる山菜や草花について研修所近くの山を歩きながら説明しました。

研修生たちは、赤塚さんに教わりながらコゴミやウド、アサツキやセリなど、この時期の山菜を摘んでいきます。
鼓童研修所では表現のための土台作りや、自らの感性を磨くことを目的に様々な文化芸術活動や自然体験を行っていますが、この山菜とり体験もその一環で、研修生の春の行事として15年以上続いています。
関東圏など、今年も全国から入所した研修生1年生は、山深い場所へ入ることが初めての人もいて、佐渡の自然の豊かさを体感していました。
気持ちのいい景色を望みながら、途中にはこんな場面も。
研修生たちは、雄大な自然の中でこの時期ならではの体験を楽しんでいました。
およそ4時間の山菜取り体験を終え帰ってくると、15種類ほどの山菜が並びました。
研修生たちは赤塚さんから山菜の特徴から、どんな料理に適しているかなどの指導を受け、1年生が調理を担当します。
初めての山菜料理に苦戦する場面も。
しかし、協力しながら様々な料理に挑戦していました。
バラエティ豊かな山菜料理が食卓に並ぶと、研修生たちは美味しそうに次々に口に運び、自分たちで採った自然の恵みを噛みしめていました。
鼓童研修所では、今後も様々な体験を通し感性を磨く取り組みを行いたいとしています。

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