畑野地区栗野江に太陽光発電所新設 安全祈願祭

再生可能エネルギーによる島内の安定的な電力供給の実現に向け、太陽光発電所の新設工事などが畑野地区栗野江で開始されていて、5月24日にはその安全祈願祭が行われました。

祈願祭は太陽光発電所の建設予定地で行われ、東北電力ネットワーク株式会社の社員や、県と市の職員などが参加しました。
東北電力ネットワーク株式会社は、昨年3月に県が策定した新潟県自然エネルギーの島構想の先導的プロジェクトとして畑野地区栗野江に太陽光発電所を新設、両津火力発電所に蓄電池システムを導入する計画で、その工事が昨年11月から始まっています。

祈願祭では東北電力ネットワークの小石昌典新潟支社長らが玉串を捧げ、工事の安全を祈願しました。
今回新しく栗野江に新設される太陽光発電所は、およそ5万㎡の敷地内に3,432枚の太陽光パネルを有し、1年に一般家庭500世帯分の年間使用量に相当する、およそ158万kwhの電力量を供給することができます。
また、両津火力発電所に設置される蓄電池システムは、5,000kwhの容量を備え、今回新設する太陽光発電所などが発電する電力を蓄えることができます。
東北電力ネットワークでは、こうした再生可能エネルギーを最大限活用できるよう、電力の需給バランスを制御するシステムの導入も合わせて進めています。これにより天候などにされやすい太陽光発電などの発電量を制御し、島内の電力の安定的な供給を図ります。
太陽光発電所と蓄電池システムの試験運転を今年12月に予定していて、システム全体の稼働開始は、2024年度中を目指すということです。

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