日本ジオパーク再認定に向けた活動報告

5月29日、佐渡ジオパーク推進協議会の総会が開かれ、日本ジオパークへの再認定に向けた取り組みなどが報告されました。

総会には、佐渡市ジオパーク推進室をはじめとする事務局のほか、協議会の委員である佐渡ジオパークガイド協会会長や新潟大学理学部長などが参加しました。
今年で日本ジオパーク認定10周年を迎える佐渡ジオパークは、認定NPO法人日本ジオパークネットワークが4年ごとに行う再認定調査を今年の秋に控えていて、総会では再認定に向けた令和4年度の活動が報告されました。

佐渡ジオパーク推進協議会は、2019年に行われた前回の再認定調査を受けた指摘をもとにアクションプランを設定し、佐渡ジオパークが抱える課題の解決に取り組んできました。
令和4年度は佐渡ジオパークの見どころであるジオサイトの見直しを行い、サイトを1か所追加し全60か所としたほか、サイトに設置されている看板が専門的すぎるとの指摘を受け、説明を簡潔にしたものにリニューアルするなどの取り組みを行ってきました。
また、小中学校や大学などと連携し、ジオパークを学ぶイベントを多数企画したほか、地域住民にジオパークの魅力を伝える説明会を開催するなど、ジオパークに対する市民への理解、関心を深める取り組みについても報告されました。
日本ジオパークネットワークによる佐渡ジオパークの再認定調査は、今年の秋に3日間の現地調査が行われ、来年1月に再認定の可否が決まります。
また、総会では今年7月に行われる佐渡ジオパークの日本ジオパーク認定10周年を記念したイベントの詳細についても発表されました。
イベントでは、記念式典のほか、ジオサイトや佐渡金銀山などを巡る体験ツアー、ジオ科学体験教室などが行われます。

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