強盗を想定し郵便局で対応訓練

11月16日、相川下戸郵便局で強盗対応訓練が行われ、局員らはいざという時に備えるとともに防犯意識の高揚を図りました。

この訓練は、島内の郵便局で組織する日本郵便株式会社信越支社佐渡地区連絡会が、警察の協力のもと、犯罪が増加傾向にある年末年始を前に、毎年この時期に開催しているもので、会場となった相川下戸郵便局には、島内の郵便局から13人の局員が参加しました。
訓練では、強盗役の警察官が窓口でナイフを突きつけ現金を要求。局員は、素早く訓練用の現金を強盗に渡しました。
また、非常通報ボタンの通報により、県警からかかってきた電話の対応訓練では、犯人の特徴や逃走方向など、短い時間の中で集めた情報を事細かに説明していました。

窓口の職員「普段からお客様の目を見ていらっしゃいませと言ったり、こうやって訓練をしておくことが大切だなと思いました。」
また、相川郵便局に場所を移し、逃走する犯人に目印となる塗料をつけるためのカラーボールの当的訓練も行われました。
訓練終了後の講評で佐渡警察署生活安全課の笠原直人係長は、「以前は強盗を留めるため時間稼ぎをするようにしていたが、苛立った強盗が逆上して職員を傷つける事案が発生しているので、強盗の要求に素早く応え、お客さんと職員の安全確保に努めてください」と話しました。

今井茂樹郵便副統括局長「想定した以上にしっかりとした対応ができたのかと思います。ただ、まだ課題もありますので、その辺は、今後しっかりと対策を立てて取り組んでいきたいと思います。やはりお客様が来店、来局頂いた時には、目と目を合わせた挨拶の励行というものを特に注意して、何か気になることがありましたら声かけをさせていただいております。」
なお、金融機関における強盗事件は、島内での発生はありませんが、昨年全国で17件発生していて、前年から倍増しているということです。また、今回の訓練では、特殊詐欺被害防止のための講習も併せて行われました。
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